30年遅れの映画日誌。三年目。 映画を観るためには映画館に出かけるしかなかった時代に。
1981年2月5日木曜
鈴木清順『ツィゴイネルワイゼン』
有楽町 日劇文化
申しわけない。この映画はダメだ。
作品がではなく、こちらの鑑賞力のいたらなさ。
イメージの断片をとりまとめることができないまま、幕が下り、劇場の外に押し出された。寒かったです。
二度三度と観れば、何かの言葉も浮かんでくるのだろう。ところが、もう二度と観たくないという気分のほうが強かった。清順映画と相性は悪くないはずなのだけれど。