30年遅れの映画日誌。三年目。 映画を観るためには映画館に出かけるしかなかった時代に。
1981年3月23日月曜 曇り
マーテイン・スコセッシ『ミーン・ストリート』
三鷹オスカー
観逃していた『ミーン・ストリート』をやっと観た。
併映は『タクシー・ドライバー』。こちらは三度目くらい。名画座ならではの組み合わせだ。
基本的には、ハーヴェイ・カイテルの映画。脇のジョニー・ボーイ役のロバート・デニーロの印象も強い。知性のかけらもなく、したい放題に暴れまくって自滅していくチンピラ。いつの時代にもある、漂流する青春の暴力ドラマ。
それが共振してくるのは、画面を占拠する70年代ロックの響きなんだろう。
Ronnie Spector & the Ronettes – Be My Little Baby.mp3