きわめて独善的な故郷発見

30年遅れの映画日誌。映画を観るためには映画館に出かけるしかなかった時代の話。
 1982年9月25日土曜 晴れ
 ハル・アシュビー『帰郷』
 テアトル新宿
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 後味の悪い良心的反戦映画だった。
  「正義」の立場に立てない者を裁く独善的な視点は、たしかにジェーン・フォンダという女優の個性にぴったりだったんだが。
 ジョン・ヴォイトとブルース・ダーンは役柄を取り替えても大差ない。
 すべてが図式的。
 ヴェトナム・シンドロームの一つの答えがこれなんだろう。
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 併映はマイク・ニコルズ『卒業』。番組としては順当かな。
 仕方なくもういっぺん観ることに。

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