30年遅れの映画日誌。映画を観るためには映画館に出かけるしかなかった時代の話。
1983年2月19日土曜 曇り
ミロシュ・フォアマン『ラグタイム』
新宿
当然のことながら、『カッコーの巣の上で』の作者による歴史ドラマということで観に行った。
しかし決して期待はずれではないのだが、何というか、戸惑い半分で観終わる。
エリザベス・マクガヴァンはいい女優なんだけれど……。主役を張るにはチョット弱くて。 年月が経ってしまうと、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』の役柄と印象がごっちゃになって困る。
脇役ばかりで構成するエピソード主体のフィルムと割り切って観るべき「小品」。