ワイダのいる風景

30年遅れの映画日誌。映画を観るためには映画館に出かけるしかなかった時代の話。
 
 1983年9月17日土曜 晴れ

 アンジェイ・ワイダ『戦いのあとの風景』
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 渋谷 ユーロスペース

 ポーランドの「始まらない戦後」を描く作品群のひとつ。
 アメリカ軍の管理に移行した強制収容所のなかの青春。
 ちょうど『灰とダイヤモンド』のB面のような世界だが、印象があまり強くないのは、主演俳優の違いか。
 ワイダ作品の常連となるダニエル・オルブリフスキーの繊細さは、
『白樺の林』のようなメロドラマには似合うのだけれど。
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