2019.06.20 50年ぶりの
クリスチャン・ボルタンスキー Lifetime 「50年の軌跡」展に行ってきた。
会場全体がボルタンスキー的回廊のようなつくりで、間違って出口を通過してしまい、「スイス人の屍体」みたいな案内人に叱責された。
入ってすぐの小部屋で、なんと
「咳する男」を上映していた。あの寒い西部講堂で衝撃的に出会ってから、50年ぶりの再鑑。これだけでも感無量。今は21世紀、ここは国立新美術館なのだ。
ライフタイムとは、これのことか。
会場には、ずっと「咳する男」のエズキまくる音響が低く響いていた。あれも、ボルタンスキー的回廊(屍者の輪廻)の演出効果音なのか、と勘ぐってみたり。