マイケル・ベイ『13時間 ベンガジの秘密の兵士』

2022.10.13 マイケル・ベイ『13時間 ベンガジの秘密の兵士』 2016
脚本 チャック・ホーガン
原作 2012年アメリカ在外公館襲撃事件を題材としたミッチェル・ザッコフの実話『13 Hours: The Inside Account of What Really Happened in Benghazi』
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(ストーリー)ーー「ウィキペディア」より
 2012年、リビアのベンガジは世界で最も危険な場所のひとつに指定されていた。米国はベンガジにCIAが秘密裏に設置しているアネックス(The Annex)だけを残し、民間軍事請負業者のチーム「GRS(グローバル・レスポンス・スタッフ)」がCIA職員を保護している。CIAチーフのボブはGRSの行動を制約する。ジャックは友人のロンがチーフを務めるアネックスのGRSにアメリカから赴任してくる。
 各国は過激派の攻撃を恐れ、多くはベンガジから職員を退去させている。しかし、米国のクリストファー・スティーブンス大使らが市内に赴任してくる。大使館と比べ警備の手薄な領事館に滞在し、わずか5人の護衛に加え、地元のリビア人民兵を雇う。
 アメリカ同時多発テロ事件から11年目の夜、アンサール・アル=シャリーアの武装集団によって在外公館が攻撃されてしまう。GRSチームは大使救出を志願するが、アネックスとGRSは存在を秘匿されており、ボブは一貫して待機を強く命じる。ついに領事館は制圧・放火され、リビア人民兵は逃げだし、セーフルームに隠れていた大使らまでにも脅威が迫る。我慢の限界に達したGRSチームは命令に背き領事館へ向かう。だがGRSチームは大使を見つけられずにアネックスに退却し、追ってきた敵はアネックスに迫る。
 CIAは機密文書を破壊し、GRSチームはアネックスに立てこもり、助けを求める。トリポリからGRSの援護が到着して退去準備を始めるが、敵は迫撃砲攻撃を始めてロンは死に多くが負傷する。GRSの味方のリビア人部隊”リビアの盾”が到着してアネックスは守られる。だが大使は死亡している。
 生存者たちと4人の遺体は帰国する。GRSの生存者たちは叙勲され、引退して家族と暮らす。
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  国(アメリカ)の正義を護る戦士たちは、民間軍事企業に雇われた傭兵。敵か味方か定かでない現地の兵士たち。命令系統をめぐってCIAと傭兵チームが対立する混乱のなかで展開する救出作戦。
 10年前の事件とはいえ、アメリカが世界のための「警察国家」であった「過去」の話になるのか?
 ハリウッド騎兵隊映画の「現在」がこれ。

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