2024.12.09 『シビル・ウォー アメリカ最後の日』 2024
CIVIL WAR
「エクス・マキナ」「MEN 同じ顔の男たち」のアレックス・ガーランド監督が、極端に分断が進み、ついには内戦へと発展した架空のアメリカを舞台に贈る戦慄の戦場アクション。大統領の単独インタビューを狙う女性ジャーナリストを主人公に、各地で壮絶な市街戦が繰り広げられる内戦の行方を、圧倒的な迫力と臨場感でリアリティ満点に描き出していく。主演は「スパイダーマン」「メランコリア」のキルステン・ダンスト。共演にワグネル・モウラ、ケイリー・スピーニー、スティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソン。
権威主義的な大統領に反発し、連邦政府から19の州が離脱したアメリカ。テキサスとカリフォルニアは西部同盟を結び、政府軍との間で内戦が勃発、各地で激しい武力衝突が繰り広げられていく。勢いを増す同盟軍は政府軍を追い込み、着実にワシントンD.C.へと迫っていた。そんな中、ニューヨークに滞在していた4人のジャーナリストたちは、14ヵ月のあいだ一度もメディアの取材に応じていない大統領の単独インタビューを敢行すべく、ホワイトハウスへ向けて戦場と化したアメリカの大地を突き進むのだったが…。ーーallcinema.onlineより
ニューヨークからDCへ。迂回路をとって2000キロ近くの道のり。
ただ大統領からのコメントを取るためだけに、命がけの取材行をやってのけるジャーナリスト4人。
激戦場を突破し、途中、内戦など関係のないような郊外も通過する。
この奇妙なロードに、痛烈な既視感をおぼえた。
ジョージ・A・ロメロの『ゾンビ』だ。
あれは……。21世紀のアメリカ「内戦」を予言する一連の映画の先駆だったのか。