2019.12.10 アンドリュー・ニコル『アノン』2018
PCもスマートフォンもない世界。インターネットに接続するシステムはすべて、人間の個体に内蔵されている。機器をとおしてつながっていた通信やコミュニケーションは、そのまんまでオーケー。コンピュータ化した[人間]の未来世界。
というか、記憶を検閲し監視するのは、全体主義国家の警察が独占している。普通の市民は監視を受けるだけ。その網の目をやぶって「個人情報データを消した」ナゾの殺人者(アノン=アノニマス)が現われ……。
アタマのなかの記憶が外部からハッキングされ、記憶が消去されたり、視覚をのっとられて(乗っ取った者の視覚でしか外界が見えなくなる、という摩訶不思議)ドグラマグラになる。
わかったようなつもりで観るしかない噺だな。
PCもスマートフォンもない世界。インターネットに接続するシステムはすべて、人間の個体に内蔵されている。機器をとおしてつながっていた通信やコミュニケーションは、そのまんまでオーケー。コンピュータ化した[人間]の未来世界。
というか、記憶を検閲し監視するのは、全体主義国家の警察が独占している。普通の市民は監視を受けるだけ。その網の目をやぶって「個人情報データを消した」ナゾの殺人者(アノン=アノニマス)が現われ……。
アタマのなかの記憶が外部からハッキングされ、記憶が消去されたり、視覚をのっとられて(乗っ取った者の視覚でしか外界が見えなくなる、という摩訶不思議)ドグラマグラになる。
わかったようなつもりで観るしかない噺だな。