フラッシュフォワードに打たれた

30年遅れの映画日誌。映画を観るためには映画館に出かけるしかなかった時代の話。
 1983年6月11日土曜 晴れ
エミーリ・ロチャヌー『ジプシーは空に消える』
ソビエト・フィルム・フェスの一本。モルダビア映画。マキシム・ゴーリキー原作。
青山 草月ホール207wa.jpg
 この日は他に
ソ連製西部劇『七発目の銃弾』アリ・ハムラーエフ ウズベキスタン
二度目の『スタフ王の野蛮な狩り』
チェーホフ原作『狩場の悲劇』エミリー・ロチャヌー ウズベキスタン

9日木曜 オタール・イオセリアーニ『落葉』グルジア
12日日曜 マレク・ベストラク『ピルクスの審問』エストニア、ポーランド合作。スタニスワフ・レム原作。

 フラッシュフォワードという現象について知ることは少なかった。占いに頼るみたいないかがわしさを先ず感じてしまうからだろう。目の当たりにしても信じないで済ましていたのかも。

 一世紀前の少数民族集団。メロドラマに酔いしれてしまった。あとでつらつら考えるに、『ジプシーは空に消える』がもたらせたものは「近い未来への予言」だったと思う。それ以外に考えようがない。

 断片によってもたらされた「未来」は刻々と近づいていた。

http://atb66.blog.so-net.ne.jp/2014-11-01

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