30年遅れの映画日誌。映画を観るためには映画館に出かけるしかなかった時代の話。
1984年10月31日水曜 晴れ
ヴィム・ヴェンダース『水面に映る稲妻 ニックス・ムービー』
青山 ドイツ文化会館ホール
ドイツ映画大回顧展 プログラム⑱
また青山詣で。
『ニックス・ムービー ライトニング・オーヴァー・ウォーター』にはびっくりしたな。瀕死の病床につくニコラス・レイの日常をたんたんと記録しただけのビデオ日誌。「全身映画作家」映画のハシリだ。
ニコラス・レイというと『大砂塵』と『北京の55日』そして『理由なき反抗』の監督としてしか知らなかった。認識不足を痛感する一日映画日だったんである。
他にヴェンダース作品、『ニューヨークからの手紙』『アラバマ 2000光年』