新宿
ひさかたぶりの若松映画。複雑な心境になった。
もともとシナリオ次第で良くも悪くもなる作家なんだが。内田栄一の脚本は不愉快なしろものだ。妙に媚びていて志に欠ける。
内田裕也と若松のコンビは『飼育』以来。あのムキダシの情念はどこにいったのか。
裕也の欲求不満がくすぶって、崔洋一の監督デビュー作『十階のモスキート』にまで飛んでいったのだろう。単純にヒデェ映画だなと断じることはできなかった。いろいろな意味で。
映画館通いと映画評論書きが、この時期あたりから同期してくる。
「枯れ果てたプールで」 AtBL再録1
http://atb66.blog.so-net.ne.jp/2014-10-16