テオ・アンゲロプロス『旅芸人の記録』

30年遅れの映画日誌。二年目。 映画を観るためには映画館に出かけるしかなかった時代に。 ところがこの年度の手帖だけ消えていて……。  79年 or 80年 (岩波ホール)?? テオ・アンゲロプロス『旅芸人の記録』  三回 …

フランシス・コッポラ『地獄の黙示録』

30年遅れの映画日誌。二年目。 映画を観るためには映画館に出かけるしかなかった時代に。 1980年2月24日日曜 フランシス・コッポラ『地獄の黙示録』 有楽町 有楽座 11時50分の回  壮大きわまりないアホ大作。「映画 …

ライナー・ファスビンダー『マリア・ブラウンの結婚』

30年遅れの映画日誌。二年目。 映画を観るためには映画館に出かけるしかなかった時代に。  1980年2月…… ライナー・ファスビンダー『マリア・ブラウンの結婚』  新宿  ファスビンダー作品、一般公開としては初めて。しか …

アンジェイ・ワイダ『灰とダイヤモンド』

30年遅れの映画日誌。 映画を観るためには映画館に出かけるしかなかった時代に。  1979年11月2日金曜 アンジェイ・ワイダ『灰とダイヤモンド』 新宿東映  チブルスキーのマチェックにまた逢いたくなった。 テロリストの …

スタンリー・キューブリック『2001年宇宙の旅』

30年遅れの映画日誌。 映画を観るためには映画館に出かけるしかなかった時代に。  1979年11月1日木曜 スタンリー・キューブリック『2001年宇宙の旅』  渋谷  二度目の正直、というか。 ところが、またしても、しっ …

30年遅れの映画日誌・番外 幻の曲馬館レコードをふたたび聴く 3

30年遅れの映画日誌・番外 幻の曲馬館レコードをふたたび聴く 3 『地獄の天使』は、最初の東京公演で、主役の二人が相次いで重傷を負い、以降の日程もいったん白紙にもどりかけたことがある。  クライマックスに車を炎上させる見 …

30年遅れの映画日誌・番外 幻の曲馬館レコードをふたたび聴く 2

30年遅れの映画日誌・番外 幻の曲馬館レコードをふたたび聴く 2 風を喰らって時は天井知らずのまま。 布川徹郎は、さっと逝ってしまった。   時間が逆行してぐるぐる行きつ戻りつしてるイメージをぴったり当てる言葉はないかな …

30年遅れの映画日誌・番外 幻の曲馬館レコードをふたたび聴く 1 

30年遅れの映画日誌・番外 幻の曲馬館レコードをふたたび聴く1  芝居は空中に消えていくものだ。だから、今の瞬間のおれたちを見てくれ。 ――何度となく役者からそう聞かされた言葉だ。 芝居公演とはべつにレコード盤『夢魔と狂 …