ニキータ・ミハルコフ『12人の怒れる男』

2009.01.01    ミハルコフ再見  ニキータ・ミハルコフの『光と影のバラード』を再見。  というのも『12人の怒れる男』に、すっかりまいってしまったから。  二時間四七分の大作なので、退屈覚悟で観に行ったところ …

セルジオ・コルブッチ『殺しが静かにやって来る』

2008.11.15  マカロニ不吉  このところ、観ているのは、旧作のマカロニ・ウェスタンばかり。  それが、おおかた、初めて観るもの。  とにかく全盛期だった頃には、嫌っていたから。時代にまつわる懐かしさというものは …

ドン・シーゲル『殺人者たち』

2008.10.16  殺人者たち再び  ある映画を観て。  何か書きとめておきたいほど心に残るという体験とはいったい何なのだろうか。  後年になって、その書きとめておいたことに暗示されるような出来事が訪れる。  それは …

ジョニー・トー『エグザイル/絆』

 2008.09.01  試写  ジョニー・トー『エグザイル/絆』 香港ドンパチ・ノワールでは出色の傑作だ。  返還直前のマカオ版『ワイルドバンチ』。  ラストの銃撃戦の後、写真ボックスからインスタント・ポートレートが吐 …